第一印象は6秒できまります。
人間の視覚は五感の内で、脳につたえる情報量が一番多いと言われています。いくらデザインのいい洋服を着ていても、色の組み合わせがおかしかったら、それは違和感、不安感になり、見る人にいい印象にはなりません。ひいては、あなた自身に違和感を持たれてしまうのです。
ひとりひとり持って生まれた、目、肌、髪の色に調和する色を、お顔の近くに持ってくることで、お顔が華やかに健康的に写ります。気になるシワやシミも似合う色によって薄く見え、若々しくみせてくれる効果があります。
出会う人に「綺麗になったね」 「素敵になったね」とほめられ、いままでのイメージが変わり、ご自身のイメージアップにつながり、それがマインドアップにつながります。マインド力が上がると、何をしても成功する、なりたい自分になれる自信につながります。
色が持つ力にまだ気が付いていないだけです。何の変哲もない、ベーシックなお洋服でも、胸元にブローチ、ネックレス、ペンダント、スカーフ、ストールひとつで、普段着がおしゃれ着に変わります。これにはご自身に似合う色、似合う大きさ、似合う柄、「似合うアイテム」という法則を知ることが近道になります。
やみくもにいろんなアイテムを増やすことは、実は一番危険です。たくさん持っている、と言う安心感のせいでアンテナが鈍り、結局何を着て何を合わせればいいのかがからなくなってしまいます。余計なものは排除して、クローゼットをご自身に似合う「テッパンアイテム」「少数精鋭」で揃えてください。
もちろん流行はとても大事です。同じように見えても、今のファッションと10年前に流行ったものはやはりちがいます。でも、どうしてもご自身に似合わない「流行りもの」は、あっさり見逃していきましょう。
流行りものを追いかけて、似合いもしないアイテムに振り回されている暇はありません。流行りものは、洋服だけではありません。ブーツ、サンダル、バック、メイクなどでトレンドを抑えていれば、自然におしゃれに見えてきます。
そのほか、趣味、食べ物、スイーツ、映画などで、流行りを抑えておけば、乗り遅れ感はまったく感じないのではないでしょうか。
娘さんがいらっしゃる方によくある落とし穴です。
何を着ていいかわからないから、娘さんに相談、感想を求めるのはいいのですが、娘さんはやはりお母様の世代ではないし、若い世代のおしゃれを提案してきます。それを、まるまる真似してしまうと、ただただ痛いミセスになってしまいます。
また、若い時とほとんど体系が変わらない方も要注意です。若く、美しかった過去を引きずることに抵抗感がありません。体系が変わらないことは、とても素晴らしいことですが、ショップ選びから見直しが必要です。
おしゃれというと、何か特別なことをしなくちゃいけないと思いがちですが、アラフィフのおしゃれは、上から下までビシッときめていなくてもいいのです。
どこか一点だけ、ご自分に似合うこれは自信があるというものを身に着けるとか、上下のバランスがいいとか、ピッタリ似合うアクセサリーを付けているとかで十分です。
まずは気軽に楽しんでみてください。